#海が近い

逗子のカフェ・レストラン【SOLASO（ソラソ）】が提供する幸せな時間

見てください、この絶景！ この写真は逗子海岸近くの「渚小屋」から海岸の方を見た景色です。この景色を見ながら、ランチ・ディナー・カフェが楽しめるなんて最高じゃないですか！一番最高なのはハッピーアワー（16:30〜17:30）。好きなお酒（生ビール・ワイン・スパークリングワインが300円！）を飲みながら、夕暮れの逗子海岸を楽しむ幸せたるや…。 そんな幸せを届けてくれるのは、SOLASO（ソラソ）の山田由季子さん。キッチンカーでコーヒーを提供していた頃の山田さんをご存知の方も多いのでは？ 山田さんは青森県出身で約8年前に逗子に引っ越してきました。毎年開催されている「葉山芸術祭」がきっかけでキッチンカーで何かをしてみようと思い立ち、実家が喫茶店を営んでいたこともあって、コーヒーショップを営むことに。西は小田原、東は横浜まで出店し、三崎の朝市に出店したことも。 そんなある時、カレーで有名な逗子のダイニングバー「マッチポイント」のオーナー、田村大輔さんに声をかけてもらいます。「清水橋バルを拠点にしたら？」と。※清水橋バル：逗子・葉山駅近くの炭火焼＆ワインのお店　これが山田さんにとって大きなターニングポイントとなりました。「清水橋バルさんを拠点にさせてもらったことで、SOLASO＝逗子のキッチンカーのコーヒーショップとしてお客さんに覚えてもらえるようになったんです」と山田さんは話します。 しかし2020年、コロナ禍になりイベントが次々と中止に。キッチンカーでの出店も激減してしまいます。そこで自分には何ができるかと考えた時、「車があるからデリバリーはできるはず。こんな状況だからこそホッと一息つけるものを届けたい」と思い立ち、度々イベントで一緒に出店していた「ミサキドーナツ」に真っ先に声をかけました。「ドーナツをデリバリーしたいと伝えたら、快諾してもらえて。コーヒーと一緒にデリバリーすることにしたんです」。 最初は逗子市内でデリバリーしていたのが、次第に米軍の池子住宅地区からの注文が増え、1日200個以上ドーナツが売れることもあったとか。「池子は外出すらダメな状況だったので、ドーナツのデリバリーはすごく喜ばれました。池子住宅に住む方にとってドーナツは日常的にあるお菓子で、欠かせないものだということも初めて知りました」。 同年9月からは渚小屋のオーナー村岡恵美子さんから声がかかり、ロールキャベツ・ハッシュドビーフなどの洋食にイタリア料理・スイーツ・コーヒー・お酒を毎週木曜日・金曜日に提供するお店「Terrazza sul mare SOLASO」を渚小屋にオープン。ズーバーイーツなども利用しながらテイクアウトも始めました。 自慢の料理は、山田さんがある職場でお世話になった岡本シェフが腕によりをかけて作っています。 私も渚小屋とテイクアウトで色々といただいたのですが、これが美味しい！（写真を見れば一目瞭然ですが…）特におすすめしたいのは、看板料理のロールキャベツ。 １つ１つ手作りなのはもちろんのこと、ロールキャベツにかけるソースは週替わり。しかもかなりボリュームがあります。テイクアウトした時はずっしりと重かったのを覚えています。 スイーツは渚小屋のオーナーのお手製。ザッハトルテ・ロールケーキ・チーズケーキ・パウンドケーキなど、こちらも週替わりでさまざまなケーキが登場します。 コーヒーショップが本業の山田さんがドリップして淹れてくれるスペシャルティコーヒーも、度々言うのもなんですが美味しい…。苦味と旨味があって。東逗子にある「キリギリスコーヒー」から仕入れている豆で作ったコーヒー。一度味わってみてください。 「色んな方とのご縁があったからこそ、今の私がいる」という山田さん。今週も木曜日・金曜日に渚小屋に行けば、キュートで元気いっぱいな山田さんが笑顔で待っていてくれますよ。 編集：地域魅力　松原

逗子の紅茶専門店【ティアラ】　一番人気はリーフティ「シャンパン」

紅茶好きはもちろん、プレゼント選びにも重宝されているセンスのいいショップ、紅茶専門店【ティアラ】。品ぞろえも豊富で、パッケージはふんわりと優しい色合い。 JR逗子駅前から続く銀座通りを海岸方面に5分ほど。葉山と鎌倉方面に分かれるT字路付近にあります。 個人宅の玄関のような入口で「おじゃましまぁす」とあいさつしながら開けてしまいます。 店内入って左面いっぱいの棚には数十種類のストレート、ブレンド、フレーバーのリーフティが並んでいます。お店は今年9年目ですが、揺るがない人気ナンバー１は「Richシャンパン」だそうです。 プレゼントでもらった人が自分用に買いに来たり、自分のお友達にプレゼントしたりで、広まっていくようです。シャンパンをイメージしながら紅茶を味わうなんて、高貴なティタイム。 季節に合わせて、新商品も置かれます。「New」の印が目印です。 「レモンマートルの紅茶」です。レモンマートルって「レモンよりレモン」と呼ばれるほど柑橘系の香りが特徴的で、オーストラリアの先住民アボリジニが古くから薬草として利用していたと最近、注目されていますよね。シトラールといえば、抗菌作用も研究されているもの。風邪の季節にはいいかも。 有機とか素材にこだわる人が多い逗子葉山では、オーガニック商品も人気です。 オーガニック農園として有名な「ジャリンガ茶園」のアッサムとマサラチャイ。このパッケージ、見逃せません。 地域との関りも大切にされている代表の小野容子さんです。小野さんの笑顔、押しつけのない説明、好みの紅茶がきっと見つかるのでは。ラッピングも華やかにしてもらえます。 地域との関りも大切にされています。イベントへの出店で知り合ったショップとのコラボも。 ハンドメイド雑貨「ユーミッシュ」さんの巾着に6種類のティパックがセットで1000円！ 大磯の「nico（ニコ）」さんのビスコッティも購入できます。紅茶にちょうどいいおやつです。 逗子の名前が付いた「逗子紅茶」もあります。 パッケージ買いしてしまいたくなります。逗子海岸といえば、の江の島とウィンドサーフィン、そして伝説の「なぎさホテル」が描かれているんですから・・・。 味は和紅茶、落ち着いた味です。海の青でも、山の緑でもなく、このブラウンが深さを感じます。 店内、右側は小上りのような日本調で、緑茶なども並んでいますが、気になったのは・・・ 「フォーチュンティ」 紅茶とハーブティのセットになっていますが、なぜ11個入なのか・・・それは小野さんにお聞きください。 ほっと一息つける、そして新しい発見ができるお店です。 （取材協力：地域魅力G）  

遠方からもファンが来る古本屋【古本イサドととら堂】

改装した1軒家まるごと本、本、本。入口にも雑誌や絵本があふれています。JR逗子駅からも京急新逗子駅からも徒歩5分ほど。商店街からわき道を入りますが、通りから大きな看板が見えます。 もともと民家ですから、「店」というよりは本好きの友人がせっせと収集した本を詰め込んだ「離れ」に遊びに来たような感覚で「邪魔するよ～」「また来たよ」って入りたくなります。 入口の玄関スペース、廊下続きのその奥にに受付。 受け付けも本で埋もれています。 店長は都内の古本屋さんで経験を積み、2012年に逗子で開業しました。都内を始め、市内外から電車や車で来店するファンも多いそうです。美術系の古書も豊富で、その方面を勉強している学生やアーテイスト成り立てのような若い人も熱心に本と向き合っているとか。 なんとなくですが・・・児童書、生活関連本などが奥の1部屋に。この時は、ムーミンが特集されている一角がありました。 手前の1部屋には歴史書など男性陣が好みそうなお宝や文庫本が。びっくりするような高値のものと「えっ、あの時の本がこの値段で」という安価のものが混在しています。 多種多様ですから、今日は料理の本を探そうと思って来ても、心理学の本へ、大好きな作家の本へ、たまには漫画でも、あっ、この映画の原作読みたかった・・・という具合にネットサーフィンじゃなくブックサーフィンしてしまうわけです。時間があっという間に過ぎていきます。 レンタルギャラリーもあり、個展も開催されます。ほっこりしたスペースです。 店では、古書の買取もしていて、車で段ボール数箱を引き取りにいくこともあるそうです。 ツイッターで展示会の案内や新しく仕入れた本の情報などもこまめに発信されています。 さぁお帰りはこちら。 「また来るね～」と言いつつ、出口を素通りできないこと多し。 （編集：地域魅力G）

日本の職人の技と素材にこだわった逸品に出合える【紡氣（つむぎ）】

山ぶどうの籠バック、鰹節の削り器、米びつ、裁縫箱、キビソ（蚕が最初に吐く糸）のタオル、ヒノキのまな板などなどこの店に入ると、数少なくなった職人が受け継ぐ日本伝統の技に見惚れてついつい長居をしてしまいます。 今年7月、逗子郵便局前に葉山から移転してきたこだわりの道具と雑貨の店「紡氣（つむぎ）」。正面は全面ガラスなので、店内が良く見えます。目の前のバス停に停まったバスの中からも、のぞいてくれる人がたくさんいるとか。 バイヤーとして全国に足を運ぶ井上純さんは「地方でものづくりをされている職人さんを応援したいと思って約30年になる」というベテラン。特に大きなヒットとなったこだわりの逸品は、木箱づくり一筋の頑固な富山の職人が試行錯誤してつくりあげた総桐計量米びつ。一合ずつ計量できるなど、井上さんの説明を聞いていると何度も「なるほどぉ」「へぇ～」と言ってしまいます。 店名の『紡氣』は、作った人と使う人の気持ちを紡ぐという意味を込めて「氣」という漢字を使っているとか。「氣」の中の米はエネルギーを意味しているそうです。 雑貨だけでなく、素材にこだわった食品も扱っています。こちらは人気の鰹節。 通販だけでなく、店舗販売を始めた理由の１つは「地域を盛り上げる拠点になれば」ということ。逗子や葉山で店舗を持たないでものづくりをしている人たちのために委託販売のスペースも設けています。 10月1日からは京急の企画乗車券「葉山女子旅きっぷ」が使えるワークショップも開催しています。切符での利用以外に、地域の人も参加できるようにして地元アーテイストとの輪を広げているそうです。 地域のイベントに参加したり、いろいろアイデアをお持ちのようですが、逗子住民としてはお店オリジナルの商品にも注目！　逗子のMAPがイラストになってプリントされたトートバッグや湘南地域の海図が絵柄になったマグカップやスカーフ、自分用としてもお土産としても使えそうです。 季節によって品揃えもどんどん変わるそうです。通販も手軽でいいですが、直に手に取って、品質の説明を受けて買い物ができるお店も貴重かと。 （編集：地域魅力 G）  

ネコ派はもちろん、贈り物探しにも便利！【petit necol（プチネコル）】

京浜急行「新逗子」駅の海岸口（葉山寄り）をバス停方面に歩き、交差点角の白いビルの1階に可愛いネコ雑貨の店[petit necol]があります。逗子には少ないファンシーな贈り物を見つけれるお店です。 まず、お店に入ると・・・さまざまなグッズの愛らしい表情のネコたちがいて、（私、イヌ派ですが）グッと楽しい気持ちになります。ポストカード1枚を選ぶのにもとても時間がかかります。 2018年6月に鎌倉から逗子に移転してきました。お隣は「ミサキドーナツ」さん。 10数人の猫作家の作品を扱っています。Tシャツ、陶器、アクセサリー、文房具、置物、ミニブロックなど多種類。一つ一つ手作りされたものが多く、オリジナルにあふれています。手に取って見ていくと作家さんが丁寧に作っていることがわかります。この赤い飛行機にはハンドルもちゃんとあります。 けん玉の後ろ側は、後ろ姿になっています。干支ごとに作っているそうなので、ネコ以外もあります。 スタッフさんとの会話で、「あぁそういう使い方もいいなぁ」と思うことがあります。このハグしている陶器をネコ好きの友人のお墓に供えたいと買って行かれた人がいたそうですが、確かに喜んでもらえそうです。ジンワリ・・・。 これから暖かくなってくると、Tシャツが売れるとのこと。 個人的に、ネコ以外にトキメイタなかの１つがこの作家さんの「ミミズク」。このネコの表情もたまりませんが・・・。 出会いと別れの季節。贈り物を探すときにちょっと助けてもらえるお店です。ただ、1点物も多いので、「この前あったのに・・・今日は売れてしまって、ない！」ということもあります。お気をつけて。 編集：地域魅力 G