藤沢2019.2.14
今、ひとたびの注目を集めている”町中華”。味よし、量よし、コスパよしで、地元で愛され続ける大衆的な中華食堂。藤沢の町中華のツートップの一方といえば、こちらの「中華 大新」ではないでしょうか。
藤沢駅南口を降りて、ロータリーから路地に入ってすぐ、六光会館というビルの2階へ。お店はガラス張りで、中の雰囲気もうかがい知れ、初めての人にも入りやすい店構えです。ランチタイムは、近隣のオフィスで働く人たちや、幅広い年齢の地元の人たちでにぎわいます。
7人座れるカウンターのほかに、4人がけのテーブル席が5つあり、ファミリーの利用にも向いています。深夜を超えて明け方4時までという営業時間から、飲み会の後の〆に訪れる仲間たちも多くあり。
町中華らしいメニューが、これまたそれらしく、ずらりと並んだラインナップ。その日食べたいものが、必ず見つかります。一方で、メニューに目もくれることなく「大新ラーメン」「五目うまにそば」と注文を告げる、常連のお客さんも多く見られます。
混んでいる昼時でも、手際よく調理がなされ、熱々の料理が提供されていきます。こちらへも、オーダーからほどなくして、お店一押しのオリジナルメニュー「大新ラーメン」が到着。
たっぷりの挽肉とザーサイ、たけのこ、きくらげ、青ネギなどがゴロゴロ入った餡は、スープに溶け出す旨みのかたまり。サンマーメンやタンメンと比べて、麺に絡めて食べやすいかたちでもあります。
麺はとても細いタイプ。提供までの”時短”の理由は、ここにもあるのでしょう。この細麺は表面や合間に餡をしっかりまとうので、具材と一緒にどんどん食べられるのです。
こちらに限らず、挽肉を使った麺料理に穴の空いたレンゲがついてくるお店からは、具材へのこだわりと自信、お客さんへの気遣いが感じられるものです。一切れ残らずいただくことができます。
1973年のオープン以来、藤沢の人々のお腹を満たしてきた「中華 大新」。長く続くお店には、必ず理由があります。 ぜひ、訪れてみてください。
編集:地域魅力 M
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