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逗子2021.4.27

東逗子【居酒屋くろだ】の広島お好み焼きへのこだわり

鷹取山に登った帰り、お腹が空いたので東逗子のどこの飲食店に行こうかと探していたところ、オタフクソースの「広島お好み焼き」の旗がはためいているお店を発見。お店からはソースやお肉の焼けるいい香り。ひょいと中を覗いてみると目の前でお好み焼きを黙々と焼いている男性が一人。そう、この男性こそ「居酒屋くろだ」でランチ担当=広島焼を焼いている人、なのでした。ご自身いわくシャイということなのでお名前や写真は伏せますが、飄々とした雰囲気のナイスガイさんです。広島カープのキャップがお似合いです。

故郷はもちろん広島。東京でもんじゃ焼き・お好み焼きのお店で働いていた時に葉山のゲストハウスに滞在したことがあり、海が家の近くにある雰囲気に故郷と同じ香りを感じて、逗子・葉山周辺でお店を持つことにしたのだそう。「最近は三浦半島のあちこちの海を素潜りするのが楽しみ」とのこと。

「僕の住んでいたところでは家の軒下で鉄板を設けてお好み焼きを作るところが多く、家で作るというより、親から小銭をもらって食べに行ってましたね。ご飯でもあるんですけど、おやつ代わりにもなるというか。高校生なんかは学校帰りに寄って、3玉位平らげちゃいますよ」。

だから今のようなスタイルで焼いているんだと納得。このことを筆者の知人に話したら、知人の故郷である淡路島でも同じようなスタイルでお好み焼きを食べていたとのこと。筆者も大阪出身ですが、外でお好み焼きを食べることはあまりなかったので、地域性があるのだなぁと勉強になりました。

こだわりはキャベツの切り方。冬は太く、夏は細く切るのが美味しさの秘訣だとか。「広島では具はキャベツだけで食べることもあるくらいキャベツが重要なんですよ。三浦半島のキャベツは美味しいから、お好み焼きにはぴったり」と熱く話すナイスガイさん。なるほど、キャベツの切り方が美味しさを左右するとは…。またまた勉強になりました。

「あとはね、とろろ昆布を入れるとかかな」。広島ではお好み焼きの隠し味にとろろ昆布を入れることが多いらしく、粉に入れるダシで味が決まると思っていたら、そうじゃないんですね~。目からうろこです。

「表の旗はオタフクソースでしたけど、実際は?」と筆者。「あ、あれね。カープソースって旗とか販促品作ってないから、オタフクソースの旗を飾ってるの。使ってるのはカープソース。ちょっと辛いのがね、美味しいんだよね」とナイスガイさん。

やっぱりカープソースだったのか!一般的なソースとはちょっと違う、あの味がクセになるんですよね。

オススメはタイ風焼きそば。「焼きそばのソースはタイの屋台で学んだ味を生かしています。仕上げにかける青唐辛子と自宅で栽培しているパクチーがアクセントです」。ナイスガイさんはバックパッカーをしていたこともあり、その旅先のタイで味わった料理がタイ風焼きそばの味付けの源となっているそう。

土日祝などは子ども連れの家族で賑わうという居酒屋くろださん。「広島では子どもがお小遣いで買える範囲の金額でお好み焼きが食べられるんです。だから子どもや学生さんが食べに来やすいように、本当はもう少し価格を下げたかったけど、そこが難しいところで。こだわりたいところはまだまだあります。いつかはもっと広い鉄板で焼けるよう、自分のお店も持ちたいですし」。

そんな東逗子のシャイなナイスガイさんは今日も黙々とお好み焼きを焼いています。

「ズーバーイーツ」でも居酒屋くろださんの広島お好み焼きやタイ風やきそばなどが食べられますよ。ご注文はこちらからどうぞ!→https://go.sumachu.com/izakaya-kuroda/

編集:地域魅力 松原

店舗情報

店舗名居酒屋 くろだ
住所〒249-0004 神奈川県逗子市沼間1丁目2−24
営業時間11:00-15:00(ラストオーダー14:30)不定休
URLhttps://www.instagram.com/hiroshimaokonomiyakumen/
電話046-801-8958
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