アートと海辺の散策を【神奈川県立近代美術館】
元は宮家の別邸だった土地に建てられた神奈川県立近代美術館(葉山館)。何といっても目の前は海。お天気のいい日はアートと海辺の散歩、どちらも楽しめるこの場所でゆっくりとした時間を過ごしてみませんか。
神奈川県立近代美術館は戦後の混乱の中1951年に鎌倉・鶴岡八幡宮境内に開館しました(2016年に閉館)。その後、鎌倉別館に続き、2003年に開館したのがこの葉山館。現在は鎌倉別館が2019年9月まで改修工事のため休館中となり、しばらくは葉山館を中心に活動が展開されるとのこと。一色海岸と三ケ岡に囲まれた風光明媚な空間はますます人気の的となりそうですね。
エントランス横ではこの女性像がお出迎えしてくれます。
中庭にあるのはイサム・ノグチの《こけし》。
現在は抽象彫刻の堀内正和展を開催中。独自のエロスや目の錯覚?と感じるようなユーモアあふれる作品など「おもしろ楽しい」彫刻の世界は子どもから大人まで楽しめる内容です。
3月16日(土)・17日(日)、3月23日(土)・24日(日)にはこの展示に関連したワークショップも開催されます。2種類の形の画用紙を自由に組み合わせて面白い形を作る体験をすることができます。申し込み不要、参加無料、3歳以上対象のため春休みのお子さんもぜひご一緒に。時間は午前10-12時、午後2-4時で随時参加可能とのこと。
美術館に入らずお茶だけ、という方もウエルカムなレストラン&ミュージアムショップ オランジュ・ブルー(↓写真右手)はガラス越しに海を臨むカフェとして大人気。海鮮を使った本格コース料理やシーフードカレーなどのランチメニューもあり。
カフェの先から海に向かって階段を降りると目の前には一色海岸が。
散策路の合間にもさりげなくアートが置かれているので、お見逃しなく。
そして、散策路から葉山しおさい博物館側の出口をでてみると、海岸に抜けるこんな素敵な小道が。
このまま砂浜にちょっとでてみるのもいいですね。
そして、もうひとつ、この美術館には美術に関する国内外の図書や雑誌や展示カタログを閲覧できる美術図書館も。日常から解放されてアートな世界にトリップするのもまたいいものです。生活の中で美術館に親しめるように、と無料で開放されているので、ぜひのぞいてみて。
文と写真:湘南葉山不動産 K