お米好きにはたまらない!“ばくだんおにぎり” 【クレープショップCoCo】
とってもかわいらしいクレープショップ……だけど、おにぎり? しかも“ばくだん”?
湘南モノレール湘南江の島駅すぐ、「クレープショップCoCo」さんをご紹介します。今年6月にオープンしたこちらは、中濱さん母娘がきりもりするクレープのお店です。
クレープショップらしい可愛らしい外観と、白を基調にした明るい店内。イートインも可能です。
こちらのお店では、週末の朝限定で“ばくだんおにぎり”を提供しているんです。大人の握りこぶしほどの、超ビッグサイズおにぎり。さっそく注文してみました。
“ばくだんおにぎり”に使用しているのは、新潟県・佐渡産のコシヒカリ。
「おじが佐渡で米作りをしているんです。北片辺(きたかたべ)という地区の棚田で作った特別栽培米で、甘みがあってとってもおいしいんです。私もずっとこのお米を食べてきました。お店でも販売しているんですが、もっと皆さんに知ってもらいたい、食べてもらいたいと思い、“ばくだんおにぎり”にして提供を始めました」と、娘の春香さん。
おにぎり担当は、佐渡出身のお母さん・伴子(ともこ)さん。お茶碗2杯分のごはんを、両手で転がすように、手際よく握っていきます。
「力はあまり入れず、ほどほどに。食べたときにほろっとほどける程度に握ります」(伴子さん)
ご飯を炊く時はもちろん、お米を研ぐ際にも浄水を使用。多重構造のステンレス鍋で炊くというこだわりぶり。さすが、米どころのご出身です。
具は4種類から選べます。今回は鮭をチョイス。大きめにほぐした鮭の切り身が、たっぷり入りました。
絶妙な力加減で握り、有明産の海苔で包んで完成。つやつやと黒光りした海苔が、これまたおいしそうです。それにしても、で、でかい……!
こんなおにぎりを目の前にしたら、上品ぶってはいられません! 両手でわしづかみにし、豪快にかぶりつきました。
……おいしい! お米の甘さ、程よい粘りと弾力が感じられます。お米好きにはたまりません~! おにぎりと鮭の塩加減もちょうど良く、食が進むこと進むこと。山盛りのご飯でも、おにぎりにするとぺろりといけちゃいますよね。あっという間に完食してしまいました。
「冷めてもおいしいお米、むしろ冷めた方が味がよくわかるお米なんですよ。テイクアウトもできますので、お家や職場などで召し上がっていただいても」と伴子さん。
具だくさんのとん汁もうれしいですね。
おにぎりでおなかいっぱい……のはずだったのですが、中濱さん母娘とお話ししているうちに、クレープも食べたくなってしまいました。やっぱり甘い物は別腹です!
クレープ担当は、娘の春香さん。たくさんのメニューがありますが、今回はこの時季にしか味わえない“ル レクチエ”のクレープをオーダーしました。
ル レクチエは、新潟特産の高級西洋ナシ。濃厚な香りと甘さ、とろけるような食感が特長で、11月下旬から12月下旬にしか出荷されない、希少なフルーツです。これを2分の1個、大き目にカットして使います。もちろんクレープの中にも、ごろごろ果実が。うわー、なんてぜいたく!
食べる前から、ふわりと甘い香りが漂います。ジューシーかつとろりとした舌ざわり。口の中がル レクチエの甘味でいっぱいになります。生クリームとの相性も抜群。最高のスイーツです!
※ル レクチエのクレープは期間・数量限定ですので、お早めにどうぞ。
オープンして半年ほど。「地元の小学生やファミリーがいらっしゃいます。“スイーツ男子”も多いんですよ」と春香さん。「海が近いので、サーフィン帰りの方にも寄ってもらえたらうれしいですね。ふるさとである新潟・佐渡の食べ物もPRしていけたら」海で冷えた体に、ほかほかのおにぎりととん汁。あったまりそうですね!
週末の朝は、なかよし母娘が作るボリューム&愛情たっぷりの“ばくだんおにぎり”で、元気をチャージ!
「さー、今日も一日、がんばっていきましょー!」
※朝ごはん“ばくだんおにぎり”の提供は、金曜・土曜・日曜8時~11時限定です。
地域魅力 みっちっち(藤沢在住)